本当は恐ろしい大人虫歯

こんにちは。丸子歯科スタッフの北川です。

2月19日に丸子歯科待合室にてオンラインの中部デンタルショーの学術講演で

大阪大学天野敦教授の「昭和の常識をアップデート、令和の最新カリオロジー」

の講演を院長先生とスタッフ3人で受講しました。

今、虫歯は子供だけの問題ではなく、大人も子供以上に問題になってきています。

その背景として昭和の時代は虫歯は治療してくれたけど歯の磨き方を指導してくれたり

フッ素塗布をする習慣はありませんでした。

私が自分のお口の中に関心を持つようになったのはこの仕事についてからでした。

その上加齢やコロナ禍でのマスクの下の口呼吸による唾液の乾燥や減少、

過度なブラッシングに加え、ストレスやPCやスマホでの上の歯と下の歯に力がかかり

歯の根が露出してきたり、子供の頃よりも虫歯になるリスクがあがり、

事実最近では大人の方が虫歯が多いというデーターがあります。

「虫歯なら削って治したらいいんじゃない?」

と言われる方もいますが、今まで何回も虫歯になっている歯は残念ながら…

その歯を家と例えるならもう家を修繕する柱がない状態になっているケースがあります。

特に歯肉が下がり、歯の根が露出している方は要注意!

歯の根は歯の頭と比べて特に虫歯になりやすい構造をしています。

プラークにより歯の根の構造の一部が溶けだし、細菌が出すたんぱく質分解酵素により

虫歯になってしまいます。

こんな難しいことを言われてもわからない結局自分は虫歯の運命から逃れられない…

と思われますが、そんなあなたに朗報です!

今は令和の時代!治すより悪くならないように歯を守る予防の時代です!

何から始ましょう?

簡単です!

食後すぐにハミガキをしましょう!

すぐにハミガキが無理なら水で強くしっかりうがいをして、お家に帰ってから磨いたらいいんです!

そしてできることなら丸子歯科に定期健診に来た時に大人でもフッ素塗布をして下さい。

フッ素の効果は子供ばかりに作用するものではありません。

特に歯ぐきが下がって歯の根が露出している方にはオススメしたいです。

今はフッ素入り歯磨剤やフッ素洗口剤が一般的に販売されています。

それにプラスで丸子歯科にて4~6ヶ月に一度、高濃度のフッ素を塗布することにより、

相乗効果で虫歯から守れる可能性が高まります。

ただ、残念なことにこれだけしておけば虫歯にならないとは言い切れません。

虫歯になる要因は他にも様々あります。

この場では書ききれないので聞きたいことや疑問に思うことなどがありましたら丸子歯科スタッフに

お気軽にお声がけ下さい。

お口は体の入口です。

お口が健康であることが体の健康に繋がるのです。

過去を悔やんでも仕方がありません。これ以上悪くしない為にこれからの明るい未来のために

丸子歯科からも情報発信をしていきます。

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