「あなたは何のために仕事をしていますか」
この問いかけに、あなたはどんな答えが思い浮かびますか。
たぶん多くの人が、
「お金のため」
「生活のため」
「親と同じ歯科医師になったから」
「人にすすめられて衛生士になったから」
などと考えたと思いますし、それが当たり前で普通だと思います。
では、仕事の時間はあなたの人生のうち、どのくらいの比重をもっているか考えたことはありますか?
つまり、あなたの人生のうち、正社員の人であれば半分は仕事についやしていることになります。
人生のうちの半分を過ごしている仕事の時間が、「お金のためだけ。生活のためだけ。資格をとったからなんとなくやっている」と思って過ごしているのであれば、充実した人生、やりがいのある仕事にはなりづらいと思います。
もし、休日やプライベートの時間が楽しくても、仕事にやりがいを感じていなければ人生の半分しか楽しくないことになってしまうのです。
私は、生きているこの時を、楽しく、やりがいのある充実した時間にみんなでしていきたいと強く思っています。
人生の6本柱は、ほとんどの人に共通します。
健康・心・精神の充実がベースにあって、仕事、家庭や友人、財産(お金)、知識や趣味、それぞれとても大切な要素です。
では、仕事と心について考えてみましょう。
仕事のあり方
あなたは、仕事に取り組むときは、どんなことを考えていますか。
私は、上記の3つのバランスが、とても重要だと考えています。
今やっている仕事が3つの方向性の中で、全部ピッタリ一致することは難しいかもしれません。
しかし、3つの方向性の中で1つでも逆に向いてしまう仕事は好ましくありません。
例えば、患者さんのために、昼休みもなしで診療を続けたらチームのみなさんはどう思いますか。
医院の利益のために、全員の方に自費治療ばかりをすすめたら患者さんはどう思いますか。
ドクターが自分のために、知識も余りない治療をして失敗したり、患者さんの前でスタッフを怒鳴ったりしたら、患者さんと医院、スタッフはどうなりますか。
「患者さんのため」「自分のため」「チーム・医院のため」
それぞれ大切な要素ですが、その1つの要素だけが良くても、他の要素に対してマイナスになってしまうことは、全体として考えるとマイナスになってしまいます。
3つの方向性を十分意識して、それぞれがプラスになる仕事をすることがとても重要です。
私たちは、何のために働くのか。
この問いに、正解はないのかもしれません。
このページが、1人1人この答えを探したり一緒に考える参考になれば幸いです。
私の考えは、「あなたが輝いて生き、周りの人と幸せを共有するため」
だと信じています。
幸せは、ものではなく、お金の額でもなく、自分が感じるものです。
それを感じるかは、自分の意志です。
他人がしてくれるのを待っていても、誰も幸せにしてくれません。
自分が行動してつかむものです。
多くの場合、幸せは人に褒められたり、人の役に立ったり、人から必要とされたり人に喜ばれたりするときに感じます。
これは歯科医院での仕事中、行動すれば毎日手に入ることができます。
「人を幸せにしただけ 自分も幸せになれる」
「その人の重要さは、どれだけ人を幸せにしたかで決まる」
そして幸せの数に限りはありません。だれとでも分かち合えます。
まずは幸せを患者さんと、そして周囲の仲間と分かち合いましょう。
ある時は幸せの配達人になったり、ある時は幸せの風を送る人になったり、ある時は幸せに導く矢印を示す人になったり、
その幸せの贈り物は、いつか周りの人と分かち合えるはずです。
患者さんと治る喜びを共有する時間は、とても楽しいです。
そして、そこにいるあなたもきっと輝いています。
是非仕事の時間を一緒に輝き、楽しみましょう。
輝いているあなたがいれば、何かの縁で結ばれている周りの人も同じ様に輝き、幸せになれるはずです。