仕上げ磨き用ハブラシについて

お母さん方からの質問で、

「子供が仕上げ磨きが嫌いで、なかなか出来なくて困ってます」
「仕上げ磨きの仕方を教えてほしい」
「どうしたら子供が歯磨きを好きになるの?」

という声をよくお聞きします。

仕上げ磨き

子供のためと思って、歯磨きをするのを嫌がっても必死で押さえつけて一生懸命磨いてしまうことありますよね。
お子さんが仕上げ磨きを嫌がる原因はいろいろ考えられますが、ハブラシの種類も重要なポイントのひとつです。

1.ハブラシの硬さを確認しましょう

ハブラシの硬さは主に、「やわらかめ、ふつう、かため」の3種類があります。仕上げ磨きで使うハブラシは「やわらかめ」のものをおすすめしています。
理由としては、お母さんが「きれいに磨かなくては」という気持ちが強いと、つい手にも力が入ってしまって、ゴシゴシ強く磨いてしまうことがあるからです。
ハブラシが硬いと歯茎に当たった時に痛いので、子供は「歯磨き=痛い・嫌い」になってしまいます。

2.仕上げ磨きをするハブラシと子供に持たせるハブラシは種類を変えてみましょう

ハブラシは種類を変えてみましょう。
子供用のハブラシは、好きなキャラクターのついている物だと喜んで歯磨きが出来ることもあります。
子供にどのハブラシがいいか、選んでもらうのも良いでしょう。
仕上げ磨きはやわらかめ、お子さんが磨くのは自分で選んだ歯ブラシと、分けると良いですね。

子供用歯ブラシ

患者さんアンケート

上記は、毎年行われている母親教室の時に、お母さんに記入していただいたアンケートの1つです。
仕上げ磨きをしていれば、絶対にむし歯にならないと言うわけではありません。
まずは、子供たちに歯磨きが楽しい習慣になるようやってみましょう。
仕上げ磨きができない日がたまにあってもいいのです。
夜に仕上げ磨きができないなら、朝、昼のどちらかでもいいのです。
子供が喜ぶ方法を第1に考えて楽しく歯磨きをしましょう。

まとめ

1.仕上げ磨き用の歯ブラシの硬さをチェックしましょう。
2.嫌がる時は、頑張りすぎない。週に1、2回できない日があってもいいのです。
3.お母さんの心がけとして、歯磨きタイムを楽しむ気持ちで取り組みましょう。

※ 歯磨きができない日が時々あっても、フッ素や甘い物のコントロールで虫歯予防は十分可能です。
100点満点の歯磨きではなく、時には60点の歯磨きでも子供が喜ぶならOKです。
最も大切なことは、子供が歯磨きを気持ちいいと思いまた、それを習慣にしていくことです。

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