母子感染
虫歯菌(ミュータンス菌)の感染ルートはたった1つだけです。
唾液によって人から人へとうつっていきます。
なかでもお母さんから乳児への感染が一番多いです。
小さなお子さんにご飯を食べさせる時に、お母さんが味見したり熱くないか確かめたりすると思いますが、同じスプーンを使ってはいませんか?
実はこの時に、お母さんのお口の虫歯菌がお子さんに感染してしまうのです。
とても重要なことは、お子さんが生まれる前からお母さん自身が歯を大切にメインテナンスしていくことです。
お母さんのお口の中に虫歯菌があっても、きちんとお手入れをしていれば、お子さんへの虫歯菌感染の可能性をぐっと減らせることができます。
お母さんにできること
・お口の中の悪い所を治しておきましょう
・ていねいに歯磨きをしましょう
・キシリトールをとりいれましょう
◎生まれたばかりの子に虫歯菌はいません
虫歯菌は固い所にしかすめないので、生まれたばかりの歯がない赤ちゃんのお口にはいないのです。
しかし、虫歯菌は歯が生えるのを楽しみに待っているのです。
◎生後6ヶ月から3歳が感染のピークです
最もうつりやすいのが乳歯の生え始めから3歳頃です。
特に2歳前にうつってしまうと、将来虫歯になる可能性は高くなります。
虫歯危険要因と予防
虫歯になりやすい原因がいろいろあります。
思い当たることがありますか?
虫歯危険要因Best5
《1~2歳》
1.哺乳ビン・未断乳
2.おやつの回数・時間
3.寝る前に歯磨きをしない
4.食べ遊び(おやつの内容)
5.周囲の大人からのおやつ
《3~5歳》
1.おやつの回数
2.おやつの食べ遊び・規則性
3.おやつの買い置き
4.歯磨きの習慣性
5.寝る前に歯磨きをしない
今日からできる虫歯予防
◎おやつのダラダラ食べをなくす。 ⇒ おやつの回数・時間を決める。
◎本人任せのブラッシング。 ⇒ 1日1回は親がきちんと清掃。
◎フッ素入り歯磨き剤、ペーストの使用。