Q1.歯ぐきが腫れています。原因を教えてください。

A. 歯ぐきの腫れには様々な原因があります。

3大原因は(1)(2)(3)ですが、その他にも時々みられるものを説明していきます。

1)歯周病

お口の中の歯周病菌の感染症です。
歯肉に炎症が発生し、腫れが起こります。
歯がぐらつくこともあります。口の中全体的に歯周病が進行していることが多く、歯と歯ぐきの境目が腫れてきます。

詳しくは「歯周病」のページをご覧ください。

「歯周病」詳しくはこちら>>

2)歯の根の先の炎症

歯と歯ぐきの境目よりも10㎜以上
下(歯の根の先の方)に腫れが起こります。
神経を取る治療をした歯に起こることが多いです。

3)歯の根にヒビが入っている

歯の根本の部分の歯ぐきに埋まっている部分が割れてしまい、その周辺の歯ぐきに炎症が発生し腫れが起こります。
咬む力が強い方や、歯ぎしり・咬みしめぐせがある方に多いです。
また、神経を取ってから10年以上経過した歯に起こりやすいです。

4)親知らずの腫れ

親知らずの周囲の歯ぐきが炎症を起こして腫れている状態です。
咬むと腫れているところに歯があたって痛かったり口が開けづらいと言った症状がみられることがあります。

5)上顎洞炎

頬の辺りが熱っぽい、腫れた感じがする。
どこかはっきりしないが奥歯で咬むと痛い。
走ったりジャンプをすると奥歯が痛い。
風邪をひいたり鼻やのどの調子が悪い。

と、いった症状がある方は上顎洞炎の疑いがあります。

6)人工歯の圧迫(入れ歯、ブリッジなど)

入れ歯があたって痛いが、ずっと我慢していた仮歯が取れかけて歯ぐきを圧迫している。
このようなとき、食い込んでいる部分の歯ぐきが腫れることがあります。

7)食物の残りがたまって歯ぐきを圧迫している

歯と歯の間に虫歯があったり、広いすき間があると食べ物が挟まったり、汚れが溜まったりして歯ぐきが腫れることがあります。

8)ハブラシ等による傷

歯磨きをすると、力が入りやすい部位に炎症が起こります。また出血もみられます。

9)怪我・火傷

外傷や口の中の火傷によって腫れることがあります。

10)風邪などによる「潰瘍性歯肉炎」や「手足口病」(子供の場合)

10才くらいまでの抵抗力の弱い子供に多いです。
風邪などで38℃以上の熱が出て、治りかけているときに口の中のいろいろな部位に潰瘍や水ぶくれが生じます。

11)その他(骨隆起、粘液のう胞、腫瘍)

骨隆起:下の犬歯から奥歯にかけての内側のところに骨が腫れたかのように飛び出している部位があります。

粘液のう胞:唇の中に唾液が溜まっている状態です。
下唇に米粒大の透明の腫れが出来ることが多いです。

線維腫:口の中の全ての粘膜に出来る可能性のある良性腫瘍です。
痛みはありません。

悪性腫瘍:口の中の全ての粘膜に出来るが、舌が半数です。
白く潰瘍が膨らんだように見えます。大きくなると痛みを伴います。

自分ではなかなか判断がつかないかもしれません。ご心配であれば早めのご相談をおすすめします。

以上のようにいろいろなことが考えられますが、1つの要因だけでなく、複数の要因が複雑に重なり合って症状がでていることもありますので、原因を特定できない場合もあります。